種類がイッパイあって困る!皆さんはどんな精神安定剤使ってる?

精神安定剤の強さ

■精神安定剤の分類
精神を安定させる効能のある薬には大きく4種類に分けて考えることが出来るでしょう。
それは、抗うつ薬、抗躁薬、抗精神病薬、抗不安薬の4つです。
まず、左から3種類は精神疾患に対して処方される薬です。1つ目の抗うつ薬はうつ病の治療薬で、主に抑うつ症状に対して効果を示すもので、シナプスでアミンポンプを阻害してノルアドレナリンやセロトニンの作用を強化する三環系抗鬱薬、また三環系とは作用機序が異なりますが同じくノルアドレナリンの作用を強める四環系抗鬱薬、そしてSSRIといった選択的にセロトニン受容体に作用しうつ症状や不安の改善効果がある薬などがあります。
次に抗躁薬ですが、こちらは躁病や双極性障害などで気分が急激に高揚したり、逆に抑うつ的になるといった感情の波がある病状に対して、気分の波を安定させる薬で、デパケンや、リーマスなどです。
3つ目の抗精神病薬というのは、文字通り精神病に抗うという意味ですが、幻覚や幻聴の症状に悩まされる統合失調症のことで、作用機序はドーパミンを主要物質と捉えるものです。具体的には現実の見当識・認識が低下して幻覚に悩まされる急性期の、ドーパミン系ニューロンの病的な活動異常を抑制して対処します。

■トランキライザー「精神安定剤」の強さ
最後の抗不安薬は、極度の不安や緊張に対して処方されますが、2種類に大別でき、それぞれ強さが異なります。
日常の社会生活に支障をきたすパニック障害や強迫性神経症、全般性不安障害など頻繁に不安なこころもちになる場合に適応となるのですが、これは大きく分けてベンゾジアゼピン系と非ベンゾジアゼピン系抗不安薬とに分けられます。
抗うつ剤に対抗してトランキライザー「精神安定剤」とも呼ばれるベンゾジアゼピン系は、効果持続時間において短時間型のエチゾラム(デパス)他、中間型のロラゼパム(ワイパックス)他、長時間型のジアゼパム(セルシン/ホリゾン)他、超長時間型のプラゼパム(セダプラン)に分類できます。短時間ということは急激に血中濃度が上昇し、より短いほど副作用と依存性は強くなると考えらます。また今年、乱用の危険を考え向精神病薬に指定されたデパスがあるなど、副作用や依存性が危ぶまれるほどの薬もあります。
後者のアタラックスPやセディールは、前者に比べると鎮静の強さは弱く、その分副作用・依存性ともに低く安全性があるとされています。

参照サイト:精神安定剤の種類と効き目の強さ・作用時間|デパス情報局